皆様、台湾の「東方美人茶」知っていますか?


欧米人にとっても人気のある烏龍茶です。

その独特な甘い香りからオリエンタルビューティとも称されるお茶です。


テレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」にて特集が組まれていたので皆様にもご紹介いたします。

http://www.tv-asahi.co.jp/earth/



”害虫”、”益虫”と農業の世界においては、

人間を中心に考えられた枠組みの中でソレを決められてしまう虫たち。


バンカープラントという虫を応用した農業方法を研究していた私にとって、

久々に学生時代を思い出させてくれる事例でした。


「東方美人茶」は虫がいないと成り立たない自然生態系の中で育てられるお茶です。

そのために一切茶園に人的作用を組み入れません。

雑草もそのまま。なぜなら雑草が虫たちの住処になるから。


自然の力をお借りし、作らせて頂いたお茶。

自然生態系に感謝、敬服するようなそんな製法をとっています。



そんな東方美人茶 

皆様もぜひ飲んでみては??


[第443回] 9月10日 23:30~24:00放送

「台所から地球が見える」 ~超高級茶“東方美人”の秘密~

食の宝庫、台湾。台湾ではその食に欠かせないのが烏龍茶です。
昨年、東方美人茶という烏龍茶はオークションで100g60万円もの高値がつきました。
東方美人茶の産地として有名なのが、台北から1時間半ほどいった新竹県峨眉郷。その山中にたたずむの佛山休閒有機農園で、茶作りをしている張月璘さんは、台湾でも珍しい女性のお茶作り職人です。ここの茶畑は農薬も除草剤も使わない雑草だらけ。さながら、小さなジャングルのよう。たくさんの虫が集まってきます。
東方美人茶は、とても希少価値の高いお茶です。収穫は1年に1度、5月から6月にかけてのほんの一時期だけ。また、このお茶は手で摘まなければなりません。なぜなら害虫から被害を受けた葉でなければ東方美人茶は出来ないからなのです。「チャノミドリヒメヨコバイ」という2mmほどの小さな緑の虫が付いた葉でないと、ハチミツのような甘い香りが出ないのだそうです。その上、なんとも神秘的なことにヨコバイの害を受けたお茶の葉は、自らを守るため、ヨコバイの天敵であるハエトリグモを誘い出す成分を出すというのです。お茶の木と虫たちが織りなす、不思議な関係。世界でも有数の高級茶葉を作り出す自然の神秘。台湾のお茶にはまっているという渡辺満里奈さんが東方美人茶の茶畑を訪ねます。

ナレーター:緒形 拳   ナビゲーター:渡辺 満里奈